烏丸通りにある、近代建築
烏丸通りにも、たくさんの近代建築が残っています。
・旧京都中央電話局(現新風館)
建築家 / 逓信省営繕課(吉田鉄郎)
建築年度 / 大正15年(1926)
大正十五年、京都三条烏丸に通信時代の礎を築く電話交換オペレーションセンターとして生まれた洋館。2001年1 月に情報発信型商業施設"新風館"として生まれ変わりました。
中庭にはイベントブースがあり、いろんなイベントも行われています。
追記)新風館は、2016年3月27日閉館してしまいました・・。
・旧第一銀行京都支店(現みずほ銀行京都中央支店)
設計 / 辰野金吾
建築年度 / 明治39年(1906)
元々は渋沢栄一傘下の第一銀行の京都支店として建てられたもの。
京都文化博物館と同じ、辰野金吾の設計で、辰野式と呼ばれる赤煉瓦に白帯のスタイル。
2003年にリニューアル工事をしました。
・旧山口銀行京都支店(現flowing KARASUMA)
設計 / 辰野片岡建築事務所
建築年度 / 大正5年(1916)
山口銀行の京都支店として建てられたもので、その後は北国銀行京都支店でしたが、現在は撤退して flowing KARASUMA というテナントビルになっています。
追記)こちらも2016年現在、DEAN & DELUCAというお店になっています。
設計 / 鈴木禎次
建築年度 / 大正3年(1914)
イオニア式オーダーの古典主義様式のレンガ造北石積の外装で量感に満ちた建築でしたが、昭和59年には一部をビルのコーナー部に残して現在に至っています。
設計 / 桜井小太郎
建築年度 / 大正14年(1925)
旧丸の内ビルディングなどを手がけた桜井小太郎の設計によるもの。
重厚な石造りの近代建築でしたが、耐震に耐えられないということで解体され、今は、一部だけの保存となっています。