【太子山(たいしやま)】
(撮影:左2004.7.17、中・右2007.7.15)
少年時代の聖徳太子がご神体。四天王寺建立にあたり良材を求め山中に入った所伝に由来し、真木に松ではなく杉を使っているのが特徴。そこに厨子に入った如意観音像を懸けています。前掛けは緋羅紗地に中国泰代の阿房宮を描いた刺繍、見送りは中国の明代の波涛飛龍文の図柄をもとに平成14年に新調したものです。
宵山では、杉・知恵のお守りが授与されます。
【蟷螂山(とうろうやま)】
(撮影:左2004.7.17、中・右2004.7.16)
ひもを引っ張ると、かまきりの羽が動くしかけになっています。
毎年ひっぱりに行くのが習慣になってました
展示は都度変わっていますが、このかまきりの折り紙はすごいなぁと感動!
(撮影:2004.7.16)
こんな角にもかまきりがっ!緻密です。提灯もかわいいですね
(撮影:2008.7.15)
ひもをひっぱるかまきりさんは、壊れちゃったとかで見るだけに・・。寂しい。
(撮影:2008.7.15)
去年より、新しくかまきりさんのおみくじに変わりました。これはこれでかわいいです
レバーを動かすと、かまきりさんがぐるっと回って、おみくじを取りにいってくれます。
Tシャツやてぬぐいなどのかまきりグッズもかわいくておすすめです。
ええ、私が大好きなんです(笑)
昆虫は苦手ですが、バッタやかまきりはなぜか大丈夫で、
からくりとかもあるからとくにお気に入りです。
ひいきしまくりの写真ですみません・・w
“かまきり山”とも呼びます。からくりを施したカマキリが屋根の上に乗っており,カマを振りあげて動く。“蟷螂の斧”は,自分の力をわきまえずに大敵に立ち向かうことで,その勇敢さを賞した中国の君子の故事に由来しています。
再三の大火にあい、明治初め以降巡行を止めていましたが,カマキリの乗る御所車が残っていたため,山の装飾類を新調し,1979年,百年ぶりに巡行へ復帰しました。
胴掛けはおしどりが仲良く群れ遊ぶ「瑞苑浮遊之図」、見送りは「瑞苑飛翔之図」、胴掛けは孔雀が羽を広げて遊ぶ「瑞光孔雀之図」。
そういえば、かまきりばかり見ていて、前掛けとか見送りとかさっぱり見てなかったです・・。
【木賊山(とくさやま)】
(撮影:2004.7.17)
ご神体は、世阿弥の謡曲「木賊」に由来し、我が子を人にさらわれ信濃国伏屋の里で木賊を刈る翁を現しています。
前掛けは唐人交易図の刺繍、正面水引きは日輪鳳凰文、見送りは中国明代の牡丹鳳凰文の刺繍。欄縁金具は1831年作で、中央部は雲龍文、両端はこうもりをあしらったもの。
【伯牙山(はくがやま)】
(撮影:左2004.7.17、中・右2007.7.15)
ご神体は、知音(ちいん)の語源でもある、琴の巧者伯牙が琴の音を理解してくれる友人鐘子期の死を聞いて、琴の弦を断ち再び琴を弾くことはなかった中国の古事に由来しています。
伯牙は人形の頭に墨書銘があり、金勝亭賽偃子による1790年の作。前掛けは慶寿裂の「慶寿群仙図」、見送りは五仙人図の刺繍。山鉾の中では珍しく唯一中国風に統一されています。