休み山とは、戦乱や火災での焼失で、本体、懸想品の大部分が失われて、現在は巡行していない山鉾のことをいいます。
●鷹山(たかやま)
(撮影:2007.7.15)
お囃子を伴う大型の曳山でしたが、元治の大火(1864)でほとんどのものを焼失。宵山には3体の御神体と寄贈品の見送りが飾られます。右から犬飼、樽負、鷹匠。
●布袋山(ほていやま)
(撮影:2009.7.14)
宝暦年間(1751~64)より巡行に不参加で、天明8年(1788)に、布袋尊と二童子を残して焼失しました。
●大船鉾(おおふねぼこ)
(撮影:2007.7.15)
現在の船鉾と同型で、あと祭りの最後尾を巡行して「凱旋の船」と呼ばれていましたが、元治の大火(1864)で焼失しました。船首の大金幣が特徴。