石座神社は、岩倉実相院の東側にあります。
創建不詳。看板によると、
「日本三代実録」によると、元慶4年(880)に、従五位下を授けられていました。その後天禄2年(971)に大雲寺が建立され、その鎮守社として石座以下8神をまつる八所明神が長徳3年(997)に勧請されると、石座神社はその御旅所とされ、また後に伊勢ほかの4神を加えて十二所明神が祀られるようになったと伝えられています。
明治以降は、八所・十二所明神社が石座神社と改称され、もとの石座神社は山住神社と呼ばれています。
境内の奥に立つ八所明神本殿(東)と十二所明神本殿(西)は、ともに一間社流造で、ほぼ同じ規模を有し、棟札から明和3年(1766)8月に同時に造営されたことがわかります。
拝殿。菊16紋ですね。
拝殿から下を見たところ。左が東座、右が西座となっています。
祭のとき、剣鉾の休み場所になっていました。
神輿庫
神饌所
一言神社。看板によると、
「岩倉村誌」(1905)によると、祭神は一言主(ひとことぬし)大神。
願いを一言だけきいてくれる神として親しまれています。
元の一言神社は、ここから北北東へ約1km離れた村松にありましたが、明治11年(1878)に現在地へ遷座しました。
岩倉具視がしばしば参拝したのは村松の一言神社です。
現社殿の前に岩倉家から奉納された燈籠が建てられています。
右奥が十二所明神、右手前が八所明神。