京都駅・ポルタ(地下街)で、年始にこんな催しがありました。
京都の代表的な天井龍が、ここで一気に見れて比較できるという・・なんとも贅沢な展示!
平成14年に奉納されたもので、2年がかりで描かれたものだそうです。
縦11.4m×横15.7mの水墨画。
天井龍というと建仁寺のイメージですが、意外に新しかったんですね。
南禅寺 法堂天井 瑞龍図 今尾景年筆
明治42年(1909)に再建された法堂の天井に描かれています。
明暦3年(1657)に奉納。8年の歳月を要したそうです。
直径12mに描かれ、見る角度によって龍の表情や動きが変化するように見えることから「八方睨みの龍」といわれています。
相国寺 法堂天井 蟠龍図 狩野光信筆
慶長10年(1605)に法堂が再建されたときに奉納。
堂内中央で手を叩くと、天井に反響して、音が返ってくるので、
「鳴き龍」とも呼ばれています。
平成9年(1997)に奉納。
直径9mの「八方睨みの龍」。
寛永13年(1636)に奉納。
これも「鳴き龍」と呼ばれる。
東福寺 本堂天井 蒼龍図 堂本印象筆
昭和9年(1934)に奉納。
東西約22m、南北約11mの鏡天井に、画龍延長180尺(54m)、胴周り22尺、角の長さ14尺、眼の直径2尺に及ぶ大作。
これをわずか17日で完成させたそうです。
好きな龍はありましたか?
ちなみに私は、妙心寺の龍が好きです。