今年は申年ということもあって、猿にゆかりの場所へいってみました。
正式名は、大黒山金剛寺庚申堂。平安時代に建立されたもので、大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並ぶ日本三庚申の一つです。
大阪のも、四天王寺行ったときに行こうと思いながら、行きそびれてしまいました。
HP:http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/index.htm
お屋根には、見ざる、言わざる、聞かざるがいます。
くくり猿です。
その名の通り、猿の手足が縛られています。
猿は人間に近いとはいえ、欲望のままに行動します。そのためその欲望を抑えるという意味でくくってあるのだそう。
つまり、欲望をコントロールする、ということです。
中に入るとこんな感じでこじんまりとしています。
本堂は延宝六年(1679年)の再建。
この三猿も古そうですね。
青面金剛童子(しょうめんこんごうどうじ)と書いてあります。
御本尊の名前ですね。
手水鉢には、寛文十年(1633)と記載があります。