京都市南区久世上久世町446
公式HP:綾戸國中神社
JR桂川駅から徒歩10分くらいのところにあります。
ここも参道が曲がっていますね。
つまり怨霊・・。
90度かと思ったら、なんだか妙な角度に曲がっていました。
八坂神社と同じ左三巴紋ですね。
もともとは、綾戸宮と國中宮の二社でしたが、合祀されて、左に綾戸宮、右に國中宮が鎮座されています。
祭神:
綾戸宮 大綾津日神、大直日神、神直日神
國中宮 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
社伝によると、第二十六代継体天皇15年(521)に、大堰川(桂川七瀬の祓神として大井社と称して創建され、その後第六十二代村上天皇天歴9年(965)に綾戸社に改称されました。
社号の額は第七十代後冷泉帝の御宸筆と伝ええられています。
國中社は山城の地西の岡訓世がまだ一面湖水の時に、素戔嗚尊が天から降りられ、水を切流し、土地を開いて平野とし、その國の中心と思われるところに「符」を遣わされました。その「符」とは素戔嗚尊の愛馬天幸駒の頭を自ら彫刻して、新羅に渡海する前に形見として遣わされたのです。この形見の「符」が國中社の御神体です。
祇園祭の時には、この綾戸國中社の氏子から2人が、「久世駒形稚児」として選ばれ、素戔嗚尊が鎮座する中御座神輿を先導を努めます。
「國中神社は尊の荒御魂なり。八坂祇園社は和御魂なり。依って一体にして二神、二神にして一体で神秘の極みなり」
「訓世の駒形稚児の到着なくば、御神輿は八坂神社から一歩も動かすことならぬ。若しこの駒故なくして御滞りあるときは必ず疫病流り人々大いに悩む」
と伝えられています。
駒形稚児はこの駒形を奉持ことで、神位つまり神そのものとされます。17日の神幸祭では、八坂神社境内を南楼門より騎馬のまま入り、拝殿を三週回り、そのあとは強力(ごうりき)さんにかつがれて、地を踏むことなく昇殿し、祭典に臨みます。
祇園祭の行事予定。
1日9時~ 斎行
13日12時~ 社参の儀 斎行(14時頃八坂神社へ参拝)
17日13時出発 神幸祭
24日14時半出発 還幸祭
おまけ。もう一つの鳥居からも参道が曲がっていました・・。