10時~神用水清祓式が行われます。
四条大橋で神輿洗いに使う神事用の水を、
鴨川から汲み上げてお祓いをします。
斎竹(いみたけ)が四条大橋の両側に建てられています。
10時、南座より東にある仲源寺から、
八坂神社の氏子である宮本組が出発し、四条大橋に向かいます。
タスキをして、桶を垂らして水を汲み上げます。
汲まれた水は、大きな桶に移し替えます。
そのあと、四条川端通りの遊歩道を南下します。
祝詞をあげて・・
お祓いをします。
10時40分くらいに終了しました。
水はこのまま祭壇に置かれ、夜の神輿洗いに使われます。
祭壇の前に、このような案内板があります。
「神輿洗いと宮川
祇園祭の神事のひとつである神輿洗式は、八坂神社の神様たちの神輿を清めるため、例年7月10日と28日に四条大橋の上で行われる。
神幸祭は7月17日夕刻から夜にかけて、神輿三基が八坂神社から四条寺町の御旅所へ渡御する重要な祭礼儀式であり、また還幸祭はその一週間後の7月24日、今度は御旅所から神泉苑や三条又旅社等を経て八坂神社に還幸する(戻る)儀式である。それらの神事の前後に、御祭神をお乗せする神輿を洗い清めるため、行われる神事が神輿洗式である。
神輿洗式当日の朝には、四条大橋に斎竹(いみたけ/結界を張るための笹竹)が立てられ、鴨川から水が汲み上げられた後、ここでお祓いを行い、清められた水が、夜の神輿洗に使われる。
なお、四条大橋から松原橋(旧五条大橋)までの間を、古くから特に「宮川」と呼ぶが、この宮とは祇園社(八坂神社)のことを指し、神輿を洗い清めたことに由来するとも伝わる。このあたりには現在も「宮川町」・「宮川筋」という地名が残り、花街としても有名である。」