鉾のほとんどには、鉾頭の下あたりの天王座に、20~30㎝ほどの天王人形を祀っています。今回はこれをクローズアップ!
四条傘鉾、綾傘鉾、船鉾、大船鉾にはありません。
菊水鉾には、300歳も長生きしたと伝わる中国の彭祖像(ほうそぞう)。
なんだか楽しそうなお顔立ちですね。
鶏鉾は残念ながらビニールがかぶっていました。
こちらは住吉明神(すみよしみょうじん)。
お顔立ちはふっくらとして優しい印象を受けます。
こちらは函谷鉾の孟嘗君(もうしょうくん)。
右手に剣を持ち、左手をかざして月を眺める姿だとか。
りりしい!
こちらは長刀鉾の和泉小次郎親衡像(いずみこじろうちかひらぞう)。
平安末期に活躍した源氏の武将で、右手に大長刀を持ち、左手には小舟を担いでいます。
勇ましい!
放下鉾は、放下僧像(ほうかそうぞう)を祀っています。
放下僧は、街角で歌や曲芸を演じた僧で、鎌倉時代以降人気だったそうで、謡曲にもなっています。
これが鉾の名前の由来となっています。
月鉾は、月読尊(つくよみのみこと)です。
木彫りの人形でしょうか。
これまで見た中で一番怖く見えるっ・・うう、ごめんなさいっ。
月読尊の出生はこちらをどうぞ。
これらにも意味があると思いますので、また追記していきたいと思います。