8日から14日までの7日間、「後七日御修法」が行われます。千百年以上も宮中で行われていた行事で、正月行事として、1日~7日を神事、8日~14日を、仏事で営んでいました。
空海が835年(承和2年)に行なったとされ、国家行事としていましたが、廃仏毀釈の影響で廃止されました。そして明治16年に東寺で再興されました。この「後七日御修法」は、真言宗の最高の儀式といわれ、今はこの東寺だけで行われています。
8日11時半頃、勅使から天皇の御衣が本坊へ届けられます。その際、本坊の南側の小子坊(天皇をお迎えする場所)の勅使門が開きます。この勅使門は普段閉じられており、この時だけ開きます。
数年前に見に行ったときに、この時間に行けなかったので、ようやく見に行けました!(アップしていないので、またいつか遡ってアップしたいと思います。)
11時35分頃、お坊さんたちが勅使を出迎えに出てこられました。
勅使の方は車で、勅使門前まで乗り付けられ、天皇の御衣を持って、中に入って行かれました。
11時50分頃、お坊さんたちと勅使が出てこられました。
唐櫃です。先ほどを御衣をこれに収めて、灌頂院へ運んで安置されます。
灌頂院
そんなに距離があるわけではないので、12時少し前くらいに到着。
入って行かれると、報道関係者も中に入って行かれてびっくり。
安置される様子を撮影していたようです。
12時5分頃に出てこられました。
勅使門へ戻ってきました。
12時15分頃、今度は本坊から灌頂院へ、真言宗各派の高僧15人が灌頂院へ向かいます。
そして、7日間21座(1日3座×7日)にわたって、国家安泰や五穀豊穣を祈願します。 秘法のため見ることはできませんが、期間中の 6時、10時半、13時半に、本坊から灌頂院へ、そして法要後灌頂院から本坊へ向かう列を参拝することができます。
雨が降っていたので、全員が朱傘を差しかけられていて、壮観です。
本坊前にもお坊さんがずらり。
各地域から来られた方々でしょうか。こちらもなかなかの壮観。
勅使門のところだけ見るつもりが、結局1時間滞在・・。
11時勅使到着と書いてあるところもあって、念のため10時半過ぎに着いたので、待ち時間入れると2時間も外にいました。
さすがに寒かった・・。