(撮影:2009.5.24、右は2008.3.8)
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京都・清水寺の開創は1,200余年前、奈良時代末の778(宝亀9)年。延鎮(えんちん)上人が夢告をうけ音羽の滝を尋ねあてて行叡居士(ぎょうえいこじ)に逢い、霊木を授けられて音羽観音を彫造し、滝上の草庵に祀ったのに始まります。
間もなく、坂ノ上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)が滝の清水と上人の教えに導かれて深く観音に帰依し、仏殿(本堂)を建立し、御本尊十一面千手観音(せんじゅかんのん)を安置。798(延暦17)年、寺域を拡げ、本尊の脇侍(わきじ)に地蔵菩薩と毘沙門天を祀り寺観をととのえました。
平安末期、興福寺と延暦寺の争いにまきこまれ、たびたび焼き払われ、現在の堂宇は1633(寛永10)年、3代将軍家光によって再建されたものが多い。
西国三十三所観音霊場第十六番札所でもあります。
両脇間に勇壮な大仁王像を祀っています。
清水寺の仁王門の階段を上がらずに左へ行ったところにあります。
鎌倉時代以前から地蔵菩薩を祀る地蔵堂でしたが、如意輪観音を併祀して「地蔵院」となり、明治の初めに、奥の院南庭にあった光寺如来堂を合併して「善光寺堂」と称しています。
この寺の左脇にある地蔵は、首振地蔵と呼ばれています。
その名の通り首を回すことができ、願い事がある方向に首を向けて拝むと、願いが叶うとされています。
昔、貴族や武士が此所で馬から下り、乗馬をこの建物につないで徒歩で諸堂へ参拝したそうです。
随求堂(ずいぐどう)の胎内巡り。
暗闇の中、数珠を辿り進んでいくと、光に照らされた随求菩薩の凡の字が浮かんできます。
その石を回して拝むと願いが叶うというもの。
100円なので、ぜひお試しあれ。
去年3月に、私も初めて入りましたが、本当に真っ暗。
何がどうなっているかもまったくわからず、ひたすら壁伝いに歩きました。
途中すれ違う人もいたりして、道がどうなってるのか謎だったけど、
思うとおりにいくと石があって、なでて、さらにまっすぐ行くと出口にでました。
あまりに真っ暗で歩くのに必死だったので、
・・・お願い事するの忘れたっ!!
(撮影:2008.3.8)
このときの特別公開の仏足石は、清水寺入口の左手、大講堂にありました。
本当は成就院も入る予定だったのですが、その日特別行事で入れませんでした・・。
大講堂では、友達と私の2人貸切状態に!
昭和59年に平安遷都1200年を記念して、
建てられたもので、中の一室の壁には、4000体もの仏様が!!
そしてその下を見下ろすと、4メートルの仏足石がありました。
ほのかな明かりと、音楽が流れていて、 なんだか不思議な感じでした。
足の裏が描かれているとのことで、
車輪、魚(夜でも目を空けていることから)、宝入れ、武器(守るため)、ほら貝(遠くにいてもわかる)という意味の説明などがありました。
書いた人も有名らしく、私はさっぱりわからなかったけれど、
友達はそういうのに詳しいので(仏像などの絵を描く仕事をしています)、ガイドさんとお話していました。 さすがです・・。
足の指先側に、供物の置き場と椅子があり、ガイドさんによれば、
朝にお坊さんがここでお経を上げられているとか。