京都府庁 旧本館は、去年も行ったんだけど、
京都守護職屋敷跡の石碑を見損ねたから、どーしてももう一度いきたくて(笑)
着いて即効見つけて撮りましたw
これで心置きなく・・。
10時から、ガイドツアーがあるというので、
参加してきました。
表構えから説明があったんだけど、
アカンサスという花をモチーフに、あちこち作られているんだって。
アーチ上になっている入口の真上には、必ず台形の形のものが挟み込まれていて、崩れないようにしているそうな。
そしてやはりルネサンス様式といえども、
作っているのは日本人なので、
和風もところどころ取り入れてあります。
それがまたおもしろい!
本来は石で建てる予定だったけど、予算が足りなかったそうで、
中はレンガで、表をモルタル塗りで仕上げているそう。
中庭の紅桜の近くの壁の下の方に、通気口みたいなのがあって、
そこからレンガが見えるの。
説明がなかったら、わからないままでした。
中庭は、無鄰庵を手がけた小川治兵衛。
去年行ったばかりだから、記憶にも新しい。
しだれ桜は、円山公園の実生木から植えたもので、初代の孫にあたります。
植物も親に似るのか、なんか面影がありますねーという話もありました。
容保桜は、珍しい品種だとわかり、この地が京都守護職上屋敷跡にちなんで、松平容保の名を取って「桜守」として知られる16代佐野藤右衛門により命名されたそう。
他にも桜がいろいろ~。
紅桜がかわいいw
それから、北側へ。
南側とはまた違った雰囲気の入口です。
そして、普段入れないという旧議場へ。
2階までの吹き抜けになっていて、
2階は傍聴席だったそうです。
天井が、格子みたくなっていて、和風っぽい。
昔の写真もあったので、比べるとおもしろいです。
そしてまた中庭を通って、2階へ。
この窓ガラス越しの桜が、一番美しいとされています。
この窓ガラスがまたちょっと波打っている感じなんですよね。
写真ではそれが出にくいので、生で見て欲しい~。
ところで、今知ったんだけど、
斗真出演の「人間失格」のロケ地にもなったんですねー。
知らなかった・・。
「坂の上の雲」のロケ地だったという話は聞いたんだけどね。
窓向こうに雪が降っているシーンを、
櫓を左と右に立てて、大きな扇風機をまわして撮影していたという話をしてくれました!
その後、知事室などの説明もあり、約1時間、盛りだくさんでした!
窓から大文字も見え、素敵です。
家具は、当時「日本の洋家具の父」と言われた東京の杉田幸五郎が旧本館の主要家具を製作納入したものだそう。
本棚、円山公園にある長楽館を建てた、タバコ王・村井吉兵衛氏が寄付したもので、300万円ほどするんだとかっ!
また下が暖炉になっているというのもおもしろい。
そして時計は、三条にある旧家邊時計店(現:三条ダマシン)の名前があるのだそう。
こうやって、いままで行ったところが、
いろんなところで結びつくのが楽しいです。
想像できてすごいわかりやすい。
盛りだくさんな見学となりました!