参考:日文研 花洛往古図(内容年代:平安時代末期-鎌倉時代)
現在の位置にするとこんな感じになります。
最近こんなマップも知りました。「平安京オーバーレイマップ」
なんと、現在と平安京の位置を重ねて見れます!
京都市考古資料館の資料も参考になります。
西寺は、平安遷都から796年(延暦15年)、羅城門の西、東寺(教王護国寺)と対称に造営された官寺です。
990年の大火などで焼滅し、再建されることはなかったので、今は西寺公園として跡が残るだけです。
案内板には、「金堂、講堂を中心として、南大門、中門、五重塔、僧房、食堂など主要な建物が立ち並び、国家の寺として隆盛を誇っていた。
寺城は、東西2町(約250m)南北4町(約510m)を有し、主要伽藍跡は現在唐橋小学校と西寺児童公園の下にあり、伽藍中心部は国の史跡に指定されている。」とあります。
山の上に、柱の跡が残っています。
これは講堂跡になります。
こちらは、東寺西門通りに面した角にあります。
この辺りに食堂院がありました。
近くの唐橋小学校には金堂が、八条中学校には、政所院がありました。
こちらは、御前通りと東寺西門通りが交差する角、お寺の前にあります。このお寺は2015年に改築されました。
改修されるまえはこんな感じでした。