テレビでこんな神社があるんだーと知って、行ってみました。
御金と書いてみかねと呼びます。
鳥居が金色なのが、すごい迫力です。
小さな神社なのに、結構並んでいてびっくりです。
「イザナギ、イザナミ、御二柱神の皇子にして、金山毘古命(かなやまひこのみこと)と稱(とな)え奉る五元陽爻(ようこう/天の位)の第一位の神で、金乃神、金乃類を司り給う神で、昔は民家にあって密かに祭祀せられていたが、明治16年(1883)今の名を附して社殿を建立し、爾来、金神(こんじん)様の愛称で親しまれ氏子と崇敬者で祀られるようになった。
鉱山、鉱物の神として人間の営みの中で用いられるすべての金属類、昔は鏡や刀剣類の武具、農耕器具としての鋤や鍬等、現代では鉱工業、農産業の大型機械から道具類や金属類にまで亘り、特に通貨として用いられる金、銀、銅の御金を護り給うことから、近年は資産運用の神として証券類や不動産、造作、転宅、方位、厄除け、また旅行中の無事安全をも護り給う大神として広く崇められております。」
境内に大きな銀杏があり、市内有数であることから、銀杏が用いられているのでしょうね。
授与品はまばゆいくらいの金・・。
こちらも圧巻です。
祖霊社
せっかくなのでおみくじを引いてみました。
御朱印も金!
一見の価値はありますね。
ちなみに、このサイトではここでは終わりません。
金山毘古命が鉱業・金属業を護る神様ってことは・・金属に困ったのかなと考えて調べてみました。
『古事記』では、
イザナミは火之迦具土神(ひのかぐちちのかみ)という火の神を生んだ時に大やけどをして死んでしまいます。その際の吐しゃ物から生まれたのが、金山毘古神と金山毘売神(かなやまびめのかみ)です。イザナミが死んだあと黄泉の国へ行ってしまったので、イザナギが会いに行きます。そこで妻のおぞましい姿を見て逃げ帰るところをイザナミが追いかけてきます。
イザナミが「こんなことをするなら私は一日千人殺します」というと、イザナギは「それなら私は一日千五百人人生もう」
こうして夫婦は決別し、イザナギが黄泉の国の穢れを落とすために禊をします。その禊で顔を洗った時に、左目から天照大神、右目から月読命、鼻から須佐之男命(すさのおのみこと)が生まれたのです。
つまり祀られている三神は義兄弟なのですね。
鉱石を火で溶かしたのが吐しゃ物に似ていることから、鉱山の神になったようです。
うーん、あまり納得いかない。
金属関係とは異なり、イザナミが大やけどをして死ぬ時に生まれたことから、安産・子孫繁栄、夫婦和合、下半身の傷病治癒として信仰されているところもあるそうなので、もともとはこちらが本来の意味ではないかなと思いました。