京都散歩道

数年前、某SNSで活動していた「京都散歩道」。このたびブログにて復活しました。京都をいろいろ巡っていますので、少しずつご紹介していけたらと思います。最近は平安京巡りにはまり中。過去のデータを移行したら、写真が一部見れないので、また修正します!まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の転載はお断りします。

自分のルーツを辿る 1  ルーツの調べ方

私のルーツは愛媛県にあります。

私の両親はいとこ同士なので、祖父母が姉弟です。

さらに曾祖父母も兄妹だったりします。(詳細はもっと複雑ですが・・)

そして曾祖父母の代までは、愛媛県下浮穴郡三内村(今の東温市川内村)にいました。

 

 

祖父が残した自伝がとても興味深くて、自分でも調べてみることにしました。もともと父方母方それぞれの親戚が調べていたこともあって、それを共有すればかなりのことがわかります。両方の資料が手に入る私しか、まとめることはできません。

それなら今のうちに調べておこうと思いました。

そして2016年からまとめ始めて・・すでに膨大な量になっています。^^;

もちろんまだ終わりすら見えませんが、どうルーツを調べていくのか、これから調査しようとしている方にも参考にもなればよいなと思います。

 

 

【ルーツの調べ方】

 

1.先祖の残したもの

 (私の場合、祖父の自伝、祖母の手紙、曽祖父の日記、曾祖母の手紙、両親・親戚からの聞き取り、親戚からもらった写真、地図など)

 

2.戸籍調査

 戸籍の取り寄せができるのは、戸籍に記載されている人または配偶者、直系尊属・卑属に限られています。叔父・叔母などの戸籍は委任状が必要になります。ちなみに戸籍制度は、明治5年(1872)に本格的に開始されましたので、一番遡れてもこのあたりまでです。

(私の場合、父方母方の親戚が持っていたものをもらい、それ以上のものについては愛媛の親戚に頼みました。)

*昔の戸籍は間違っていることがあります。実際の誕生日や死亡日と戸籍の年月日が違うことがあります。これは幼くして亡くなることも多く、ある程度成長してから届けたりしていたようです。

また、手書きのため漢字が間違っていることもあります。二郎が次郎だったり、虎が寅だったり。昔はあまり区別するという認識がなかったのか、もしくは使いやすい方を使っていたのだと思います。実際、松木が松本になっていたりもしていました。戸籍が必ず正しいとは考えず、どっちでもよいのだと捉えてください。

 

3.お墓を調べる

 お墓には名前、亡くなった年月日、年齢、戒名が書かれていることがあります。夫婦で入っているときは妻の名前も記載されています。文字が読めない場合は拓本を取るのもひとつ。私は写真を撮って加工して読みました。

 

4.位牌を調べる

 位牌には、名前、亡くなった年月日、年齢、戒名が書かれています。●●家代々先祖とまとめられたものでも、中に代々の名前が書かれた木札が入っている場合があります。

 

5.寺院の過去帳を調べる

 寺院によるかもしれませんが、私が行ったところでは、過去帳は亡くなった順に書かれているので、他人のプライバシーがあり見せられないとのことでした。亡くなった日と名前を伝えたら見てもらうことはできましたが、それ以上のことはわかりませんでした。

また、漢字が間違っていたり、戸籍と過去帳の名前が違ったり、戒名の書き間違いもあります。昔は長男だけが大事だったので、長女でも名前を残してないことも多いです。そして、戸籍の名前とは別に通称名があったりするので、名前が違うのはそれもあるのかもしれないとのことでした。

 

6.家紋を調べる

家紋は、自分の家に伝わる紋章。墓石に彫られていることが多いです。

あとは仏壇や着物に入っている場合があります。

 

7.苗字の由来を調べる

苗字の由来から何かつながりが見えてくることがあります。

町名から苗字をつけたり、その逆もあります。その苗字が多い地域には、歴史上の人物ともゆかりがあるかもしれません。

 

8.先祖が住んでいた地域の文献や伝説などを調べる

私の場合ですが、東温市に関する資料がネットのデーターベースで読めたので、これがかなり役立ちました。また、伊予史談会保存の資料(愛媛県立図書館にあり、事前に申請して見ることが可能)も参考にさせていただきました。当時と村名・町名などが変わっているので、まずはそこから調べました。

 

8.現地調査(神社仏閣、町など)

昔の人は信心深かったこともあり、地元の神社仏閣とは何かしらゆかりがあることがあります。 私の場合は、奉納された石碑などに一族の名前がありました。

 

 

 

私の好きな高田崇史さんの「QEDシリーズ」には、

「歴史は覚えるものではなく、考えるものだ」とあります。

また、私の尊敬する歴史地理史学研究家の中村武生先生は、

「歴史を知る上で、家系図特に女性の系図も大切だ」とよく言われています。

昔の人はどうにかして血筋を残そうとされていたんですよね。

そうして調べたことから、あとは考えていくことも紐解く鍵になります。