京都散歩道

数年前、某SNSで活動していた「京都散歩道」。このたびブログにて復活しました。京都をいろいろ巡っていますので、少しずつご紹介していけたらと思います。最近は平安京巡りにはまり中。過去のデータを移行したら、写真が一部見れないので、また修正します!まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の転載はお断りします。

【祭事】祇園祭 -総まとめ編-

【総まとめ編】 祇園祭 元祇園社梛神社の御供石(ごくいし)、悪王子社の址

四条壬生にある元祇園社梛神社 ここには、御供石と呼ばれるものがあります。 「祇園祭」の山鉾巡行の時、この石の上に神饌をおき神にそなえたもので、 もとは下京区御供石町(万寿寺通り烏丸西入)にあったが、 昭和七年に町内の役員・若者により梛神社境内…

【総まとめ編】屏風祭り 14~16日、21~23日

山鉾町では、宵山に町屋などに屏風を飾り、親しい人を招いて見せる習わしがあります。2014年に後祭りが復興してから、前祭りと後祭りで、分かれて開催されている場合があります。 前祭り:14~16日、後祭り:21~23日 (2015年7月14日撮影)綾小路西洞院下ル…

【総まとめ編】祇園祭 山鉾 蟷螂山(とうろうやま)

住所:中京区西洞院通四条上ル (2011年撮影) 応仁の乱以前からある山で、「蟷螂の斧を持って降車の轍(わだち)をふせがんと欲す」という中国の故事に由来しています。 南北朝時代、足利義詮と戦って死んだ当町の四条隆資(たかすけ)卿武者ぶりが蟷螂の斧…

【総まとめ編】祇園祭 注連縄公開 inホテル日航ブリンセス京都 7月16日 

さて、やってきたのは、東洞院高辻にあるホテル日航ブリンセス京都。泊まるわけではありません。 祭壇にあるのが、明日の巡行で使われる結界の注連縄。 これを長刀鉾のお稚児さんが「注連縄切り」を行って巡行がスタートします。 この注連縄を、当日までこの…

【総まとめ編】祇園祭 お迎え提灯・神輿洗い 7月10日

お迎え提灯とは、万灯会有志が、「神輿洗い」の神輿を迎えるために、それぞれの提灯を立て行列を整えて巡行する行事です。 祇園万灯会、祇園囃子、武者組、小町踊、鷺踊、しゃぐま、祇園祭音頭、馬長稚児と続きます。 【コース】 八坂神社清々館出発(16:30…

【総まとめ編】菊水鉾 お茶席のお皿

菊水鉾では毎年お茶席が設けられます。 その時に出されるお皿は持ち帰れるのですが、毎年色が違うのでそれもまた集めるのも楽しみのひとつ。 今年、「お皿の色が去年と同じだった」という人もいてびっくり。 私がもらったものだけでも、記録として控えておこ…

【総まとめ編】祇園祭 行事日程

祇園祭の行事は、7月1日~31日まで1か月にわたります。 中には、公表されていない行事もたくさんあります。 自分のためのメモ含めて、ここでまとめていきたいと思います。 予告なしに追加修正することがあります。あしからず。 1日 吉符入り 吉符入りとは、神…

【総まとめ編】祇園祭 古式一里塚松飾 祇園床 7月14日

松原通冨小路通の西側、松原中之町に祇園床があります。 昔は四条通ではなく、この松原通りを山鉾巡行していました。 この町内では、7月17日の早朝から町屋の奥庭に祭られている祇園社に、一里塚を築き、新酒、神供を献じて、巡行を待っていました。 一里塚…

【総まとめ編】祇園祭 お位返しの儀 7月17日

「お位返しの儀」とは、長刀鉾のお稚児さんが、7月13日の「お位貰いの儀」で授かっていた位を八坂神社に返す儀式です。 巡行時、新町御池で長刀鉾を降りたお稚児さん、禿さんたちは、そこから移動して八坂神社に来ます。(どこかで化粧を落としてこられます…

【総まとめ編】祇園祭 長刀鉾町お千度 7月1日

10時~長刀鉾町の町内役員、稚児、禿とともに、神事の無事を祈り、八坂神社に参拝します。 本殿に入る前に、手を清めます。 3人の母も同様に・・。 10時10分頃には、本殿に入られます。 10時45分頃本殿から出てこられます。 まず本殿で参拝。 そして、時計…

【総まとめ編】山鉾の御神体・厄除け粽・お守りなど

それぞれの山鉾には、御神体が祀られており、 厄除け粽やお守りの授与があります。 すべて厄除けなので、プラスαのものだけ記載しています。 <前祭>13日もしくは14日~17日まで *授与品は16日まで 長刀鉾 御神体:天王 和泉小次郎親衛 鎌倉時代に、源氏再…

【総まとめ編】祇園祭 夏越祭 7月31日

1か月にもわたる祇園祭は、この日でようやく最後を迎えます。 午前10時から、西門入ってすぐの疫神社にて、式典があります。 9時に着きましたが・・テントと幕が張られて茅の輪が見えない。 この前にはロープが張られていて、それより前にはいけません。 頑…

【総まとめ編】祇園御霊会のはじまり

祇園祭は、もともと祇園御霊会(ごりょうえ)といいます。 御霊=怨霊をいい意味に言い換えたものです。 洛中でよくないことが起こると、朝廷は怨霊の祟りだと恐れました。それはそれだけのひどいことをその人たちにしたからともいえますよね。何もしてない…

【総まとめ編】祇園祭 オハケ清祓式 八坂神社御供社(又旅社)7月23日

八坂神社御供社 鎮座地:京都市中京区御供町 祭神:素戔嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこがみ) 看板によると、 「貞観111年(869)都に疫病が流行した時、平安京の広大な庭園であった 神泉苑に…

【総まとめ編】祇園祭 3基の神輿と神様について

祇園祭にお神輿は、中御座(中央)、東御座(左)、西御座(右)の三基があります。 ★写真は、17日~24日御旅所に安置されているときの写真です。(2010年7月24日撮影) (祭神) 中御座:素戔嗚尊(すさのおのみこと) 東御座:櫛稲田姫命(くしいなだひめ…

【総まとめ編】祇園祭 神幸祭 久世駒形稚児 7月17日

八坂神社の南楼門前には、神事用の榊がありました。 15時20分頃には、ロープが張られ、境内の通行禁止となりました。 続いて、神職たちが本殿へはいられました。 綾戸國中神社が到着されました。 kyotomichi.hatenablog.com 久世駒形稚児も到着です。 舞殿の…

【総まとめ編】祇園祭 武具飾 7月16-17日

毎年7月16、17日には、 東山区弓矢町で武具飾が町内で飾られて、見ることができます。 この武具飾りも祇園祭と関係があります。 場所は、建仁寺の南側あたり、松原通、大和大路通になります。 この弓矢町では、1974年(昭和49)まで、 神幸祭に武者行列を出…

【総まとめ編】祇園祭 宵宮祭 神賑奉納 7月16日

19時〜 京舞 祇園甲部歌舞会 19時20分〜祇園祭音頭踊 祇園万灯会 19時30分〜大石囃子 大石神社巴会 19時45分〜獅子舞 祇園獅子舞研究会 20時〜 祇園太鼓 八坂神社祇園太鼓 ✳︎ 2016年撮影 特設舞台は、東舞台と西舞台があるようですが、こちらしかわかりませ…

【総まとめ編】祇園祭 宵宮祭 御霊移しの儀 7月15日

祇園祭は、山鉾のあるあたりは宵山、八坂神社のあたりは宵宮とされています。 15日20時〜八坂神社の本殿にて、御霊移しの儀が行われます。 本殿から舞殿に奉安されているお神輿に神様を遷される儀式です。 八坂神社前は交通規制されていました。 屋台がいっ…

【総まとめ編】祇園祭 天王人形(菊水鉾、鶏鉾、函谷鉾、長刀鉾、放下鉾、月鉾)

鉾のほとんどには、鉾頭の下あたりの天王座に、20~30㎝ほどの天王人形を祀っています。今回はこれをクローズアップ! 四条傘鉾、綾傘鉾、船鉾、大船鉾にはありません。 菊水鉾には、300歳も長生きしたと伝わる中国の彭祖像(ほうそぞう)。 なんだか楽しそ…

【総まとめ編】祇園祭 神用水清祓式 7月10日 

10時~神用水清祓式が行われます。 四条大橋で神輿洗いに使う神事用の水を、 鴨川から汲み上げてお祓いをします。 斎竹(いみたけ)が四条大橋の両側に建てられています。 10時、南座より東にある仲源寺から、 八坂神社の氏子である宮本組が出発し、四条大橋…

【総まとめ編】祇園祭 山鉾 菊水鉾

住所:中京区室町通四条上ル菊水鉾町 鉾名は、町内の菊水井戸にちなんで付けられました。 「中世、室町時代、当地に夷を祀る社があり、社殿の隅に名水「菊水の井」がありました。茶道の始祖千利休が師事した、茶人の先覚者武野紹鴎は、この井をこよなく愛し…

【総まとめ編】 祇園祭 斎竹建(いみだけたて) 7月15日

17日の山鉾巡行時、長刀鉾稚児が四条麩屋町に張られた注連縄を、太刀で切る「注連縄切り」という行事があります。 その注連縄を張るために、葉付の斎竹が四条麩屋町に建てられます。 これを斎竹建てといいます。 古来より、高橋町の人々がされています。 た…