京都散歩道

数年前、某SNSで活動していた「京都散歩道」。このたびブログにて復活しました。京都をいろいろ巡っていますので、少しずつご紹介していけたらと思います。最近は平安京巡りにはまり中。過去のデータを移行したら、写真が一部見れないので、また修正します!まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の転載はお断りします。

非公開文化財特別公開 光雲寺

今日は、前からどうしても一度行ってみたかった、光雲寺へ行ってきました。

バスで南禅寺前から、ひたすら歩く・・。

迷うかなと思ったけど、最近買い換えたiPhoneのマップのおかげもあり、

まっすぐだったということもあり、迷わずたどり着けましたw

 

 

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途中、小川が流れていました。

川の音が癒されます。

 

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光雲寺は、弘安3年(1280)の創建で、のちに臨済宗南禅寺派の塔頭寺院となった寺。

徳川秀忠と江(大河ドラマでやっていますね)の娘で、後水尾(ごみずのお)天皇の中宮となった、

東福門院和子(とうふくもんいんまさこ)の尽力によって、菩提寺として再興されたところです。

 

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中に入ると・・「おおっ」

思わず言ってしまうほど見事な美しさ。

一瞬、いきなり庭園かと思いました・・。

まだ入り口ですよ、これ^^;

 

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時期もよかったみたいで、梅が満開ですとおっしゃってました^^

 

仏殿には東福門院の木像のほか、本尊・釈迦如来坐像や、東福門院の念持仏で長年秘仏とされてきた伝運慶作の聖観音(しょうかんのん)像、菊と葵の御紋が刻まれた仏舎利塔(ぶっしゃりとう)など、東福門院ゆかりの寺宝が特別公開されていました。

この聖観音像が、ほんとうに見事。

鎌倉時代に作られたもので、ひすいやめのお、サンゴといった宝石がうめこまれ、

技術も細やかで、美しい顔立ち。

厨子に納まってますが、厨子と台座は後から作られたものです。

この像の右に、確か位牌があって、その台座も龍が施されていてすばらしかった。

 

あと、船に乗った観音様もありました。珍しいっ。

 

位牌もたくさんあって、

東福門院やお母さんの江の位牌があるのはもちろんのこと

徳川1代から14代までの歴代将軍の位牌がズラリと並んでいます。

15代将軍・徳川慶喜の位牌がないのは、明治を生き抜いて大正まで生きていたから、

お寺との縁が薄れてしまったのか、もしくは仏より神を信仰していたからとか言われているそうです。

 

 

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もちろん中は撮影禁止ですので、中庭だけ。

 

昭和2年に7代目・小川治兵衛によって造られたものの、廃れてしまい、

なぜか、2007年に庭を造りなおすことになって、

2010年の秋にようやく完成したもの。

 

 

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加藤清正(かとうきよまさ)が朝鮮から持ち帰った「瑪瑙(めのう)の手水鉢(ちょうずばち)」。

めのうって・・あの、めのうよね?

言われなければ普通にスルーしてましたわ^^;

 

なかなか見ごたえのあるお寺でした。

行ってよかったー!