そして式典が始まりました。
まずは歌題拝見。
歌題が書かれたものを、歌人がひとりずつ目を通します。
ここからすでにどういう和歌を詠むかを考えるわけです。
今年のお題は「水に映る花」
女性の後ろには巫女さんがついて、立ち上がるとき、
着物の裾を持っていました。
大変そうですね。
それから水辺鎮座。
歌人は水辺に向かいます。
きれいですね~[emoji:v-398]
こんな感じで、水辺にまばらに座ります。
右手奥から右手前、そして左手奥に向かって川が流れています。
次に、白拍子の舞。
楽人楽を奏し、今様を歌います。
後姿も雅です~。
型がさすがに美しい。
まさに源氏物語絵巻をみているかのようです。
そして、歌人は、歌を詠む準備として、
墨をすります。
次に流觴曲水。
童子が、盃に酒を満たし、羽觴(うしょう)を流します。
ま、実際盃にお酒を入れていたのは大人でしたけどw
羽觴を童子が運んで、川に流していきます。
羽觴とは、李白の詩文に”羽觴を飛ばして月に酔う”とあって、盃の交歓風景を偲ばせます。
羽は鳥の羽根。觴は盃の意味。
羽根を重ね、その上に盃を載せて流したように考えられています。
曲水の宴の古い絵には、盃をそのまま流したもの、資格の板の上に載せていたりさまざまで、
城南宮の曲水の宴の羽觴は、京都御所に伝わるものだそうです。
一觴一詠。
最初は、歌人も羽觴を見送り、
その間に和歌をよみ、短冊にしたためます。
んー、お酒がもったいないw
鳥が泳いでいるようにも見え、風流ですね~。
神酒拝戴。
歌人が流れてくる羽觴を取り、盃をいただきます。
女性の場合、巫女さんが取り、それをいただいていました。