京都散歩道

数年前、某SNSで活動していた「京都散歩道」。このたびブログにて復活しました。京都をいろいろ巡っていますので、少しずつご紹介していけたらと思います。最近は平安京巡りにはまり中。過去のデータを移行したら、写真が一部見れないので、また修正します!まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の転載はお断りします。

4/29 曲水の宴 in城南宮 その2

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そして式典が始まりました。

まずは歌題拝見。

歌題が書かれたものを、歌人がひとりずつ目を通します。

ここからすでにどういう和歌を詠むかを考えるわけです。

今年のお題は「水に映る花」

 

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女性の後ろには巫女さんがついて、立ち上がるとき、

着物の裾を持っていました。

大変そうですね。

 

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それから水辺鎮座。

歌人は水辺に向かいます。

 

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きれいですね~[emoji:v-398]

 

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こんな感じで、水辺にまばらに座ります。

右手奥から右手前、そして左手奥に向かって川が流れています。

 

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次に、白拍子の舞。

楽人楽を奏し、今様を歌います。

 

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後姿も雅です~。

 

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型がさすがに美しい。

まさに源氏物語絵巻をみているかのようです。

 

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そして、歌人は、歌を詠む準備として、

墨をすります。

 

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次に流觴曲水。

童子が、盃に酒を満たし、羽觴(うしょう)を流します。

 

ま、実際盃にお酒を入れていたのは大人でしたけどw

 

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羽觴を童子が運んで、川に流していきます。

 

 

羽觴とは、李白の詩文に”羽觴を飛ばして月に酔う”とあって、盃の交歓風景を偲ばせます。

羽は鳥の羽根。觴は盃の意味。

羽根を重ね、その上に盃を載せて流したように考えられています。

曲水の宴の古い絵には、盃をそのまま流したもの、資格の板の上に載せていたりさまざまで、

城南宮の曲水の宴の羽觴は、京都御所に伝わるものだそうです。

 

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一觴一詠。

最初は、歌人も羽觴を見送り、

その間に和歌をよみ、短冊にしたためます。

 

んー、お酒がもったいないw

 

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鳥が泳いでいるようにも見え、風流ですね~。

 

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神酒拝戴。

歌人が流れてくる羽觴を取り、盃をいただきます。

女性の場合、巫女さんが取り、それをいただいていました。

 

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童子が、歌人短冊を集めます。