京都散歩道

数年前、某SNSで活動していた「京都散歩道」。このたびブログにて復活しました。京都をいろいろ巡っていますので、少しずつご紹介していけたらと思います。最近は平安京巡りにはまり中。過去のデータを移行したら、写真が一部見れないので、また修正します!まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の転載はお断りします。

鞍馬寺 竹伐り会式①

f:id:kyotomichi:20170704233542j:plain

12時半、本殿前到着~。

竹伐り会式は14時からで、2時間前に着こうと思っていたのですが、家を出遅れたので、仕方ない・・。

でも、いい場所は取れました。

 

以下パンフレットより抜粋

「竹伐り会式の起源は、宇多天皇の寛平年間(889~897)にさかのぼります。初夏のある日、鞍馬山中輿の祖・峯延(ぶえん)上人が護摩の秘法を修していると、北の峰から大蛇が現れて上人を飲もうとします。

峯延上人は、千手観音菩薩毘沙門天王、護法魔王尊の三身一体尊天の秘密の真言を唱えて祈った所、神呪の霊験がたちまち顕れて大蛇は斃(たお)れ死にました。このことを朝廷に奏上すると、人夫五十人を賜り、大蛇は切られて龍ケ嶽に棄てられました。

その後もう一匹の大蛇が現れましたが、こちらは暴れることなく、鞍馬寺の香水(本尊・尊天にお供えする水)を絶やすことなく護ることを誓ったので、閼伽井護法善神として祀られました。

先に祈り斃された大蛇は雄蛇で、後の大蛇は雌蛇だったそうです。この故事にちなんで、青竹を雄蛇に見立てて伐るのが竹伐り会式です。」

f:id:kyotomichi:20170704233727j:plainf:id:kyotomichi:20170704233749j:plain

江戸時代の中頃から、近江・丹波の両座に分かれて伐る早さを競い、勝敗によりその年の両地方の豊凶を占うようになりました。

f:id:kyotomichi:20170704234659j:plain

左右で違うのかわからなかったけど、

こちらが丹波座側

f:id:kyotomichi:20170704234859j:plain

上に龍がいます。

f:id:kyotomichi:20170704235151j:plain

こちらが近江座側。

角度的なものかもしれませんが、ちょっと雌っぽく見えました。

f:id:kyotomichi:20170704235303j:plain

本殿の上です。中央は天狗の扇になっています。

f:id:kyotomichi:20170704235528j:plain

14時になり、法螺貝の音が聞こえてきました。

テントの奥の神域前で吹かれています。

f:id:kyotomichi:20170704235709j:plain

f:id:kyotomichi:20170704235836j:plainf:id:kyotomichi:20170704235915j:plain

注連縄を斬るの・・超早かったです。

ひょいひょいっと来て、さっと切って行ってしまいました。

もうちょっと「よし、今から斬るで」という、

溜めの感じがほしかったなぁ^^;

f:id:kyotomichi:20170705000258j:plain

大惣仲間参進

f:id:kyotomichi:20170705000350j:plain

f:id:kyotomichi:20170705000422j:plain

f:id:kyotomichi:20170705000526j:plain

f:id:kyotomichi:20170705000615j:plain

導師・衆僧行進(伶人道楽)

はい、みんな避ける六芒星

 

f:id:kyotomichi:20170705201214j:plain

f:id:kyotomichi:20170705201528j:plain

本殿向拝にて出合之儀・酒浄・所礼が行われます。

f:id:kyotomichi:20170705202003j:plain

f:id:kyotomichi:20170705201738j:plain

 七度半の御使(稚児)

導師・両座に「竹伐りの神事めでとう候」

導師に、「近江・丹波の竹見事に候」

丹波座に、「近江座の竹見事に候」

近江座に、「丹波座の竹見事に候」

導師に、「竹ならしあげ候」

両座に、「竹ならしあげ候え」

と順に言葉をかけていきます。

f:id:kyotomichi:20170705202342j:plain

そして竹ならしのための板が敷かれます。

f:id:kyotomichi:20170705202543j:plain

上手から竹が運ばれます。

f:id:kyotomichi:20170705202722j:plain

掛け声とともに、思いっきり刀が振り下ろされます。

なかなかの迫力・・。

f:id:kyotomichi:20170705202941j:plain

f:id:kyotomichi:20170705203744j:plain

f:id:kyotomichi:20170705212545j:plain

竹伐りはいろんな角度でされていました。

ただ、向きによって全く見えなかったりします。

f:id:kyotomichi:20170705203246j:plain

竹ならしが終わると、

稚児が導師に、「竹ならし終り候」といいます。

f:id:kyotomichi:20170705204122j:plain

一旦ここで、舞台整えられます。

一瞬これで終わりかと思ってしまいますね。

竹伐りはまたならしだけ。

迦陵頻伽の舞の後が本番です。